【南魚沼市】 太良兵衛の石仏めぐり

【南魚沼市】 太良兵衛の石仏めぐり

2000m級の山々を源とする三国川沿いの五十沢地区は、今は三国川ダムの下に眠る中世の鉱山開発により栄えた自然豊かな地域です。江戸時代(寛政2年)、五十沢舞台村で生まれた大塚太良兵衛は、生涯で約3,000点の石仏・石塔を製作しました。今でもあちこちでその作品を見ることができます。

JR上越線 六日町駅
住所 新潟県南魚沼市六日町140番地2

①宮の猿田彦

日本の神話に登場する導きの神様。長い鼻と高い背が特徴です。

②宮の道祖神

二人並んで合掌をしています。

③-1畔地の役行者(市指定)

修験道の開祖の像です。下段には行者が使役する鬼神も彫られています。

③-2畔地の二十三夜塔

文字は養徳寺の住職によるものです。

③-3畔地の道祖神

丸みのある男女の道祖神です。

④畔地の如意輪観音

太良兵衛は700点以上の観音像を製作しました。

⑤小川の石宮

太良兵衛は石仏のほかに石宮や石塔、石臼や石橋なども製作しました。

⑥小川の二十三夜塔・金剛薩埵・大日如来・愛染明王(市指定)

太良兵衛25歳の作品で、50日をかけて製作されました。

⑦土沢の道祖神

集落入口の三叉路に祀られた、徳利を持つ道祖神です。

⑧土沢の如意輪観音

土沢の墓地には、このほかにも数多くの石仏や石碑が残されています。

⑨-1清水瀬の道祖神

文政7年に製作された徳利と盃を持つ道祖神です。

⑨-2清水瀬の二十六夜塔

二十六夜信仰の主尊の愛染明王が彫られています。

⑩清水瀬の石仏

十二神社の脇にある、両手を合わせた姿の石仏です。

⑪清水瀬の石仏群

太良兵衛は『大福細工覚帳』という製作記録を残しています。これにより、いつ、どこの誰に頼まれて何を作ったがわかります。

⑫野中の石仏群

太良兵衛が作った石仏には『』の印が彫られています。

⑬舞台の太良兵衛の墓

太良兵衛の生まれた舞台地区には、今も太良兵衛のお墓や供養塔が残ります。

⑭舞台の如意輪観音

膝を立て右手を頬に当てた如意輪観音像です。

雪国観光圏