雪晒し
雪晒しとは、織り上げた布を雪原の上に広げてお日様に晒すこと。越後上布を作る上でなくてはならない行程で、真っ白な雪原に布が晒された光景は雪国ならではといえます。

雪晒しは、晴れる日が多い二月中旬と三月下旬あたりに行われます。雪晒しには、汚れを落とす効果があると言われています。これは雪が融けるときにオゾンが発生して、植物性繊維を漂白する働きを利用したものです。織物の種類や汚れによって日数も違ってきますが、通常は約1週間晒します。

雪中に糸となし、雪中に織り、雪水にそそぎ、雪上に晒す。雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力相半ばして、名産の名あり。魚沼郡の雪は縮の親といふべし。(北越雪譜より)

鈴木牧之は、著書「北越雪譜」の中で雪晒しのことをこう評しています。雪晒しは、まさに雪国という風土を活かした暮らしの知恵といえるでしょう。

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東京からわずか70分のところにある異日常。雪国ならではの知恵と食文化、縄文文化体験など、雪国らしい過ごし方を満喫できるモデルプランです。
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また、雪国は織物文化も特徴的です。冬の雪国の湿度の高さのおかげで、細くて繊細な糸でも切れにくいので、雪国の冬は織物に最適です。織物文化は、縄文時代の「アンギン」という布から始まっており、ユネスコの文化遺産「越後上布」まで受け継がれています。