雪国を旅する、とっておきの時間

雪国観光圏の紹介


雪国観光圏は、毎年冬になると3mもの雪が積もります。冬の雪国を訪れた外国人記者は、世界には他にも雪がたくさん降るところはある、でもこんなに人が住んでいるところはない、と驚きました。
しかもここは8,000年もの昔から雪国でした。はるか縄文の頃から、気の遠くなるような長い年月を、先人たちは真白き世界に暮らしてきたのです。そこで育まれた生活の知恵は、この土地にいまもなお息づいています。
東京からわずか70分のショートトリップ。そこで出会うのは、自分の日常とまるで異なる暮らしや文化。ふだんの自分から遠く離れた異日常への旅がここにあります。

アクセス


東京からのアクセス
電車JR東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅約1時間10分
東京~月夜野間約1時間25分
東京~湯沢間(167km)約1時間50分
新潟からのアクセス
電車JR新潟駅から上越新幹線で越後湯沢駅約50分
新潟~湯沢間(131km)約1時間30分
金沢からのアクセス
電車JR金沢駅からほくほく線で越後湯沢駅約2時間30分
金沢~湯沢間(339㎞)約4時間
大阪からのアクセス
飛行機伊丹空港から新潟空港約145分

北緯37度の雪国


雪国観光圏があるのは北緯37度。サンフランシスコやアテネ、リスボンなど比較的温暖な都市が多いにもかかわらず、世界でも他に類を見ない多雪地帯で、例年12月から4月は積雪があります。特に1月から2月の厳冬期には3mを越える積雪がみられます。なぜ3mもの積雪があるのでしょうか。
その秘密は日本海に流れ込む暖流にあります。暖流から流れ込む暖かく湿った空気が、苗場山や谷川岳といった高山にぶつかることで冷やされ、雪を降らせるのです。そのためこの地域の雪は湿り気を多く含み粘り気があります。その雪が、この地特有のこんもりと丸い雪景色を生み出しているのです。

雪国ならではの知恵


雪国文化の源泉は雪国ならではの知恵。この地には半年近くも雪に閉ざされる冬を越すための知恵がいまも息づいています。そんな雪国の知恵は、食に色濃く顕れます。早春から晩秋にかけて採取した山野の恵みを塩漬けや乾燥品、発酵食として蓄える食文化は世界に誇れるものです。こうした雪国ならではの食文化を体験できるのが雪国ガストロノミーツーリズムです。
また織物文化も雪国らしいもののひとつです。機織は冬の生業として最適で、雪国特有の湿度のおかげで糸が切れにくいことも好都合でした。織物文化は古くは縄文の布アンギンから、ユネスコ無形文化遺産の越後上布まで伝承されています。雪のはたらきで漂白する雪さらしもまた雪国ならではの知恵です。

雪国縄文文化


世界4大文明よりも古い頃、信濃川沿岸の内陸盆地に繁茂した落葉広葉樹を背景に雪国縄文文化が営まれていました。その豊かな森で、縄文人は1万年もの間、狩猟採集生活を続けながら暮らしていたといわれています。そして長きに渡る暮らしの中で縄文人が作った膨大な数の土器や土偶が今も残されています。そんな土器の中でも特に造形豊かでひときわ異彩を放つのが、火焔型土器です。縄文土器は日本各地で発掘されますが、火焔型土器はほぼ現在の新潟県内、中でも特に信濃川沿岸の津南町から長岡市のあたりから集中して出土しています。
雪深きこの地で火焔型土器に代表されるような文化的な生活を営んでいた先人たちは、どのような思いで、どのように暮らしていたのでしょうか。いまとなっては想像するしかありませんが、先人たちの知恵は、狩猟採集や保存食などの食文化や、アンギンから越後上布へと続く織物文化としていまの雪国文化にもつながっている。私たちはそう考えています。

自然


2000mを越える山岳に囲まれ、日本一の大河信濃川、利根川、魚野川などが流れます。雪の恵みで水が豊かな地域で、里山にはブナの森が多くみられます。多様な泉質の温泉が点在する地域でもあります。

温泉


雪国には、文豪に愛された名湯や絶景を楽しめる露天風呂が数多くあります。ひっそりと佇みたい方は、地元の人に愛されてきた湯治宿や渓谷の奥深くにある秘湯もおすすめです。泉質もさまざまで、約800~1200万年前の海水が湧き出る温泉や加水加温が必要ない源泉温度約43℃の奇跡の湯、鉄分を多く含んだ赤湯の秘湯などが、さほど離れていないエリアに点在しています。

季節



3mもの雪に覆われる冬。いまでも一晩で1mの雪が降ることがありますが、近年は除雪がしっかりされるので、生活に支障をきたすことはほとんどありません。雪国の暮らしを支える除雪のシステムは、現代の雪国の知恵です。
雪が多い1月と2月は農作物が採れなかったので、雪室に野菜を蓄えていました。雪室による低温貯蔵は近年見直され、雪中貯蔵酒や野菜がつくられています。津南町と栄村の境にある秋山郷では、藁で編んだ雪室“大根つぐら”を目にすることができます。発酵が進んだ漬け菜(野沢菜漬け)をじっくりと煮た“煮菜(にいな)”は、雪国の隠れたソウルフードです。
その昔、雪に閉ざされる冬にできる仕事は限られていましたが、わら細工や織物はそんな冬の大事な仕事でした。

晩冬
3月になっても積雪はありますが、雪がしまるので歩きやすくなります。一面真っ白な世界をスノーシューで歩くのに気持ちいい季節です。
また、野菜をひと冬雪の下で寝かせると、糖度とうま味が増すことが知られています。3月終わりから4月にかけて収穫される雪下にんじんがその代表格です。


雪国の春は格別です。透き通るような新緑と美味き山菜が活力をくれます。雪国で本物の山菜の味をぜひ味わっていただきたいと思います。5月中頃になると家々の庭先では、ぜんまいを干す姿をよく目にするようになります。乾燥させて保存するためです。雪融け直後の春にもかかわらず、もう冬仕度が始まるのが、雪国の暮らしです。5月中旬からは田植えも始まり、一年の中でもっとも忙しい時期です。


山の緑は深く、稲は青々と育っています。高低差を利用して、さまざまな野菜がつくられます。家々の庭や道路脇には、色とりどりの花が咲きます。まるで短い夏を謳歌するかのように。


実りの季節。稲刈りが終わると所々で、稲を天日に干す“はざかけ”が見られます。藁は、春に畑にまくために保管。大根つぐらを編む材料にもなります。冬支度前に秋野菜の収穫を終えなければならないので大忙し。

晩秋
紅葉が終わる頃になると冬仕度の季節。11月になるといつ本格的に雪が降ってもおかしくありません。収穫した秋野菜を、乾燥や塩漬けにして蓄えます。多くの家庭で漬け菜(野沢菜漬け)を作りますが、各家庭で味が少しずつ異なります(みんな自分の家の漬け菜が一番美味しいと思ってる!)。
家々の窓や庭木を守るために雪囲いをします。あちらこちらの庭木が竹や木板で円錐状に覆われた姿は、雪国ならではの景観です。
大根つぐらをつくるのもこの時期。晩秋の冬支度には雪国の知恵が凝縮されています。


雪国観光圏の文化や食についてもっと知りたい方は下記ページもご覧ください。
文化の紹介
食の紹介
北越雪譜の紹介
アクティビティの紹介






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雪国観光舎(無休 9:00~18:00)

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