~誰でも安心して移動できる魅力ある観光地であるために~
国内における観光客が不満に思う第1位は観光案内情報の不足であり、当圏域においても課題となっています。 統一感や広域案内の不足、また外国語表記の不足など外国人旅行者にとっても、案内情報の不足により安心して快適な旅行ができているとは言えません。
雪国観光圏は、日本人も外国人もすべての観光客が、迷わずに安心して、かつ快適に旅行できるような圏域になることを目指して、広域的で網羅的な情報を提供するため以下のようなガイドラインを作成しました。
名前を統一。英語表記もルール化。
ウェブサイト、手元のマップ、駅前の案内看板など、どのツールを見ても名称が共通であれば、旅行者も安心です。 地域を超えて英語表記ルールが共通であれば、広域移動もスムーズになります。
英語・日本語の併記を基本とする。多言語併記も認める。
英語・日本語表記であれば、一方の言語しか解さない人同士でもコミュニケーションできるようになります。 ウェブサイトから、手元のマップ、現地の看板に至るまで、すべてのツールで徹底されることで、いつでも、どこでも、安心して利用できます。
施設を28のカテゴリーに分け、国際的に通用するピクトグラムで表示。
ピクトグラムは共通言語。 言葉が分からなくてもコミュニケーションが可能です。 またウェブサイトから、マップ、案内看板まで案内を一貫させる際にもピクトグラムは効果的です。
雪国観光圏では、交通エコロジー・モビリティ財団が定めた「標準案内用図記号」をベースに、圏域の特徴に合わせて”ゴルフ場、スポーツ体験施設、文化体験施設、大地の芸術祭、ウォーキング、登山ルート”の独自の6個を加えた28個のカテゴリーに分類し、そのカテゴリーごとにピクトグラムを採用しました。 「標準案内用図記号」は日本政府観光局(JNTO)も外国人受入れのためのピクトグラムとして推奨しています。
イメージカラーや共通アイコンで統一感を。
せっかくガイドラインに準じた案内ツールを作成しても、利用者にそれとわからなければ意味がありません。 そこでひと目でわかるように、イメージカラーと共通アイコンを定めました。 このアイコンとイメージカラーは、ガイドラインに準じて整備された証として、広域を移動する旅行者に安心を約束します。
バス停を記号化して表示します。
バス停について、交通事業者と協力して、路線別に英数4桁の記号でバス停を表示します。 現地のバス停や、ウェブサイト、マップに記号化したバス停を載せていきます。
表記ルールに関する資料のダウンロード
国際観光に対応した案内サイン整備ルールブック
本ルールブックは、国際観光に対応した案内サイン整備の実施方針の「情報の設計の方針 各種ツール間の統一的なルールづくり」の各項目を定めた理由や、それに基づく情報の設計(案内情報のルール化)などを可能な限りわかりやすいように示しました。 また実施方針では触れていなかった「バスの停留所の記号化」についても新たに加えました。
・国際観光に対応した案内整備ルールブック(PDF:740KB)
参考資料
実施方針の他、観光資源名称・英訳名称の一覧、英語表記の例外事例、バス停表記基準を紹介しています。
・ 実施方針と案内情報ルール(PDF:700KB)
バス停の記号化の方法と、その活用について紹介しています。 バス路線やバス停の記号一覧表や、観光資源の最寄バス停一覧も掲載しています。
・ バス停記号化マニュアル(PDF:1.1MB)
雪国観光圏サイン整備等マニュアル
本マニュアルでは、国際観光に対応した案内サイン整備のルール に基づいて、実際に各種ツールを作成する際の基準として、対象となるツールや各々の表現方法、作成手順等をまとめました。