むこ投げ・すみ塗り

「むこ投げ」は、松之山温泉で開催される小正月の伝統行事。前年に結婚した初婿を薬師堂の高さ5メートル程ある境内から雪の斜面へ投げ落とします。
今では、結婚の祝福と夫婦の絆をかたくなるよう願い行われていますが、由来は、略奪結婚の名残とも、ムラの娘をとられた腹いせが形を変え残ったものとも言われています。
「すみ塗り」は、「賽の神」という神事(別名・どんど焼き)の灰と雪を混ぜ、お互いの顔に「おめでとう」と言いながら塗りあい、無病息災・家業繁栄を願う小正月行事です。温泉があるからこそ続いてきた行事であるといえます。

毎年 1月15日/松之山