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DAY123

実施期間

2024.05/14 - 05/16

冬はスキー場のお客様がたくさんいらっしゃるスノーリゾートのイメージを持つ方が多いですが、雪が融けると全く別の景色が顔をのぞかせます。
木々は新芽を膨らませ、雪でリセットされた土地から勢いよく春が芽吹いてきます。寒い時期に閉じこもっていた人々は家の雪囲いを外し、農機具の手入れを始め、天気を見ながら忙しくもイキイキと動き始めます。暖かく雪が降らない地域と比べ、農業で生きていくには不利で苦労の多い雪国、湯沢町中里。それでも人々は太古からこの地に暮らし、この地を耕し、作物を育て、人を育て、自然と共存しながら生きてきました。技術が発展した現代においても何代も前の祖先たちが作ってきた遺産が今でも農業の基本となっています。雪がもたらす恵みと、その恵みを享受するために人々がどのように過ごし、暮らし、工夫をしていたか、そしてそれをどのように引継ぎ、発展させ、次世代に残していくか。雪国ならではの昔と現在の暮らしの対比は、目まぐるしく変化する現代において、自分らしさをぶらさずに生きていくヒントになるでしょう。

DAY1

種まきの時間

こじんまりとした集落の中にある「ヴィラ・パーサー」が今回の拠点です。リトリートガイド、ローカルガイドと共に、田舎ならではのゆったりとした雰囲気と、春らしいイキイキとした雰囲気を感じ、はじまりの対話を楽しみましょう。
その後村の基盤の水をたどるお散歩へ。「伝之丞堰(でんのじょうせき)」の始まりから歩き始め、春の雪解け水が人々の生活に流れ込んでいく様子を見て、雪と水と地域の関わりを感じます。
そして地域の伝承を伝える活動しているおばあさんによる「伝之丞堰」の方言紙芝居。堰の持つ意味、作った人々の想いを、方言を交えて理解することで、雪と地域と人々の暮らしのつながりを感じられます。
夕食はヴィラ・パーサのホッとする家庭料理。程よい疲労感と地域のまったりとした時間を感じながら、ゆっくりとお休みください。

 

※山の天気は変わりやすいため、その時々でお天気を見ながら一部体験内容が変更になることも
ありますので予めご了承ください。

【1日目】※ご昼食をお済ませの上ご参加ください。
・12:00 宿に集合。
  ※11:31着の新幹線でいらっしゃる方は、越後湯沢駅東口に11:45発の送迎バスをご利用ください。
 ー始まりの対話「種まき」の時間
・水の流れをたどる(1時間ほどの散策)
・方言紙芝居を鑑賞
・夕食

DAY2

身体を動かす

2日目は「いま」の農業に想いをはせます。朝一番、2時間の現代農業体験でスタート。長靴を履いて土と水に触れ、農家の日常と春の仕事の流れを体験します。現代技術は、農村にどのような変化をもたらしたのでしょうか。そしてその進化の便利さとその裏にある課題、変えてはならない農業の核心に触れます。はるか昔から人々が自然とともに作り上げてきた暮らしが今でも脈々と受け継がれていることをめいっぱい感じてみましょう。
お昼は昔ながらの「ぬか釜」で炊いたご飯を、地場産の食材や山菜を使ったおかずと一緒に味わいます。雪解け水から始まり、水路、農地、そして私たちの食卓へとつながる、昔から変わらぬ大きな流れを感じながら食べるご飯は格別です。
昼食後は、自由散策。あぜ道を歩くと広がる田んぼの景色。サラサラと流れる水の音。時おり抜けるさわやかな風に波立つ水をたたえた田んぼの水面。「自然豊か」「のどか」などの言葉だけでは言い表せない、里山の景色・暮らし・歴史を包含した「何か」が感じられるはずです。

 

【2日目】
・早めの朝食
・現代農業体験(2時間ほど)
 ー苗箱積み体験、田植え作業・トラクター作業見学、などの農業体験
・軽くお風呂で泥を落とす
・昼食(メインはぬか釜炊きのご飯)
・ソロタイム
・お宿で夕食(1人でゆったりと食事を楽しむ)

DAY3

ソロタイム

3日目は、リトリート「お米ものがたり 里山のくらし いま・むかし」を深く反芻する日です。この日はまず、自分と向き合うソロタイムから始まります。過去2日間の体験や学び、そして内面の変化をじっくりと感じながら、心地よい場所で自然や里山と対話し、自己理解を深めてください。この静かな時間を通じて、自分自身の内面と深く向き合うことができます。
ソロタイムの後は、他の参加者と集まり、リトリートガイドと共に過ごした日々を振り返ります。お米ものがたりと共に、一人ひとりのものがたりが立ち現れてくることでしょう。

 

【3日目】
・朝食後、始まりの対話
・思い思いの場所でソロタイム
・3日間の振り返り
・終わりの対話
・現地解散

リトリートガイド

小杉珠里

リトリートガイド~雪国の聴きびと~

湯沢町生まれ。
湯沢、南魚沼、雪国の魅力を伝えるために、自然の中で心身を整えるヨガを通して心と体の健康の大切さをお伝えしています。
地元のコミュニティとのつながりを大切にし、季節ごとの美しい景色や食事もお伝えしながらヨガを楽しんでいます。
また、冬はスノーボードを通して自然の中で景色や心から楽しみながら運動をすることをお伝えしています。
みなさんが自然と調和し、通して心身を癒すことで、より豊かな生活を送れるようこの地域で活動しています。

田村恭平

ローカルガイド~雪国の語りびと~

福井県出身、シンガポール生まれ、アメリカ育ち。東京の大学では近代日本政治史・日本中世史を専攻、卒業後湯沢町の旅館にIターンで就職。観光協会に出向中に観光バスのガイドとして活動を始め、2018年には通訳案内士の資格を取得。2016年に湯沢出身の妻と結婚し、現在は妻の実家の宿の若旦那としても奮闘中。宿泊業・調理・農業・ガイド・ガイド組織の運営などに携わることで、地域の外からの目線・住む人の様々な視点・歴史的視点を織り交ぜて地域の魅力を発信する。

雪国リトリートの宿

 

ヴィラ・パーサー

〒949-6103新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽土樽4984−1

025-787-5513

https://villapasser.com/

ヴィラ・パーサーは、"ロフト付き客室"があるのが特徴で、居心地の良い空間で心地よいリトリート体験を提供します。季節ごとに育まれた新鮮な自家製野菜を使用した和洋折衷のお料理で皆様をお待ちしております。

プログラム参加料金

85000

開催概要

全て開ける
集合時間:5月14日(火) 12:00 ヴィラ・パーサー 
※11:31着の新幹線でいらっしゃる方は、
越後湯沢駅東口に11:45発の送迎バスをご利用ください。
※ご昼食はお済ませの上ご参加ください。
5月16日(金)14:00 越後湯沢駅改札口
〈服装〉
・トレッキングウェア。
・汚れてもよい長そで・長ズボンのジャージ(お米農家さんのお手伝い用)
・動きやすくリラックスできる服装。
※室内と屋外では気温差が大きいので、重ね着など調節ができるようご用意ください。
<持ち物>
・軍手(お米農家さんのお手伝い用)
・トレッキングシューズ(散策用)
・雨合羽やレインウェア(できれば上下分かれているもの)
・農作業用の長靴(越後湯沢駅近くの観光案内所で500円でレンタルもできます。レンタルは事前にご連絡ください)
・敷物レジャーシート(ソロタイム用)
・水筒
※コンビニや自動販売機が少ないエリアです。水筒があるとお宿から飲み水を入れて持ち歩くことができます。
・予備の着替え
※雨でぬれたり、汗をかいたりした時の着替えをお持ちください
※特に靴下は濡れやすいので、替えをお持ちすることをおすすめします
・ビニール袋
※濡れたものを入れたり、ゴミを持ち帰ったりする用にお持ちください。
※それ以外に必要なものはご持参ください。
6名
3名
5月7日(火)
散策以外の移動は車・バスで送迎を行います。
長靴ご希望の方はレンタルも可能です。(1足500円)