みなかみ町、利根川源流の雪山で、しなやかな自然とわたしへの出会いを体験するリトリートにご案内します。羊飼いレオが案内するこのプログラムでは、雪に覆われた自然の中で、五感を通じて身体性を深め、心と体の再生を目指します。葉を落とした冬の植物たち、雪原に残る動物たちの足跡、キーンと冷えた冬の朝の空気…そんな冬の世界は、私たちに大切なサインを送り、自分自身とのつながりを再確認することを促してくれます。
一見息をひそめていそうな動植物ですが、自分自身の内側にエネルギーを送り、春の芽吹きの準備をしています。冬の世界は、強く、しなやか。そんな冬の世界で体を動かすことで、自分自身の心と体のしなやかさも探究していきます。みなかみ町の雪と自然が織りなす、忘れられない体験があなたを待っています。
DAY1
冬の魅力を体と心に
初日は、ゆったりとしたペースでみなかみの冬の魅力に身も心も浸ります。
始まりは、一棟貸しのお宿「Levikki(レビッキ)」での対話から。他の参加者と共に、冬の世界と自分自身に挨拶を交わし、自分だけの問いを持ち、新たな旅へと足を踏み出しましょう。
冬の寒さを受け入れながら、雪の触感、水の清らかさ、空気の冷たさ、風のささやき、そして冬の森の独特の香りに五感を開きます。
木々に触れ、清泉の水をすくいながら、身体性が解放され、普段使わない筋肉が緩んでいくのを感じるでしょう。
体が少し慣れたら、近場の温泉で温まり、一日の疲れを癒します。
夕食はお料理上手の地元のお母さんが、旬の食材を活かしたお料理をふるまいます。
多くの方が深い眠りに落ちる初日の夜、安らぎの時をお過ごしいただけます。
このひとときが、日常のストレスから解放され、新しい自分を見つけるきっかけになることでしょう。
お昼(地産地消のヘルシーなお弁当)→ 種まき~はじまりの対話(自己紹介・リトリートの流れ・問いを持つ)→ 冬の森になじむ、外界に感覚を広げる → 振り返りの対話 → お宿にチェックイン、夜ご飯
DAY2
スノーシューを履いて雪上トレッキング
2日目は、自身の心と体、そして冬の森のしなやかさを存分に感じます。
朝ごはんは温泉街近くのパン屋さんが配達してくれます。
温かなご飯で体が起きたら、冬の自然の中で、二つの要素を融合させたアクティビティを体験しましょう。
スノーシューを履いて雪の上を歩くことで、まず「柔軟性(Flexibility)」を感じ取ります。
柔らかく身体をほぐし、自然と調和しながら、周囲の美しい風景を五感で感じ取ります。
この柔軟性は、私たちが生まれながらに持つ、やわらかくする能力です。
次に、「安定性(Stability)」の要素が加わります。
体幹を鍛えることで、心幹も強化され、芯からの力で身体をしっかりと支えます。
この安定性は、頑張らなくても身体を支える自然な力であり、柔軟性と合わさることで、真の強さとなります。
アウトドアガイドのプロでもあるレオの案内のもと、スノーシューで歩いたり、雪洞を作ったりして、冒険心を刺激しながら自然と一体になる喜びを感じ、これら二つの要素を体感しましょう。
柔軟性と安定性、どちらも生まれながらにして持っている力を用いて、冬の自然を全身で感じることができるのです。
道中、冬の森を生き抜く植物たちの戦略をレオが楽しくレクチャーします。それぞれの植物が生き抜く知恵は、賢く強く、冬だからこそ見える春への芽吹く準備の様子はとても興味深いです。
ランチは天気が良ければそのまま外で。寒い外でたべる温かいお料理は格別。メニューは来てからのお楽しみ。絶品の外ご飯をシェフ・レオがふるまいます。
お宿で朝食 → はじまりの対話 → 雪で五感を開く(スノーシューで冬の森を歩く)→ シェフ・レオによる雪上ランチ → 雪と遊ぶ(雪洞づくり) → 焚き火で対話 → お宿で夜ご飯
DAY3
冬の森の中でソロタイム
2日間をかけて心身をほぐし、柔らかくすることで、自然と内側の芯が感じられるようになります。
自分だけの問いを抱え、冬の森の中でサインを受け取りながら、ソロタイムを過ごしましょう。
この内省の時間は、自然の中で静かに過ごし、心を落ち着かせる絶好の機会です。
自然の美しさからインスピレーションを受け取り、内面の平和を見つけることができます。
自分のしなやかさを感じるこの時間は、冬の厳しさと強さの中で湧き上がる自己発見の瞬間です。
ソロタイムを終えた後は、焚火を囲みながら、3日間の締めくくりの対話を楽しみます。
参加者同士がお互いの体験や気づきを共有し、互いの話に耳を傾けながら、新たな発見を受け取る時間となります。
この対話は、旅の終わりに新しい始まりを告げ、参加者それぞれに深い意味をもたらすでしょう。
3日間の旅を終えたら、最後の冬の外ごはん。
みんなで雪のテーブルで食卓を囲み、この3日間の体験を食事と共に体に染み込ませていきます。
お宿で朝食 → はじまりの対話 → 雪の世界でひとりの時間をもつ → シェフ・レオによる雪上ランチ → 3日間を振り返り、カタチに残す → おわりの対話