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REPORT

10/5(土)に実施した「三国街道さんぽと雪国の一汁三菜リトリート」の様子を大公開します!

三国街道さんぽと雪国の一汁三菜リトリート

2025.11.04

江戸時代の宿場町でリトリートを行う理由

『神社でご飯を食べたり、「ただいま」と戻ってくるような体験も貴重で、地域に受け入れられたような気分になりました。』 (新潟在住の女性の感想)

『ガイドの方はとても優しく包容力の塊のような人で、上手く話すことができなくても受け止めてくれるような安心感があった。ガイドと聞いて、淡々と説明をこなすようなイメージをしていたけど、実際は歴史に熱量があって、説明も上手で面白く、歴史に興味を持つようになった。』   (新潟在住の中学生の感想)

参加者の方からいただいた感想を見ても、単なる歴史ツアーとは違い、どこか落ち着く空間であったり、ほっとする瞬間、地域と距離が近づく感覚があるのがリトリートの魅力です。

※過去のリトリートの写真であり、今回のリトリートの写真ではありません。

そんな今回のリトリートの舞台は、新潟県湯沢町の三俣というエリア。

聞き馴染みがない方も多いかもしれません。普段は観光地としてはなかなか訪れない場所です。

この場所は、江戸時代、越後と関東を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた場所で、今も昔ながらの街並みが残っています。自然に囲まれ、とても静かなエリアでありながら江戸時代の趣きを感じることができるので日常から離れて、自分と向き合うリトリートにぴったりの場所なのです。今回は、新潟在住の4名が参加。初めて中学生の子にも参加していただき、とても良い感想をいただけました。それでは、当日の様子を覗いてみましょう。

地域の人に愛される伊米神社でオリエンテーションから

まずは、三俣エリアで地域の人に愛されている伊米神社でオリエンテーション。

この伊米神社は、苗場山の里宮として1814年に再建されたとされており、平安時代の延喜式にも記載があると伝わる由緒ある神社です。

そんな伊米神社の中に入ることができるのもこの雪国リトリートならでは。普段は絶対に入ることはできません!
オリエンテーションでは、ガイドからリトリートの説明をしたり、1日一緒に過ごす参加者同士で自己紹介を行ったり、お互いに距離を縮める時間となりました。

江戸時代の趣きが残る街並みを散策

その後は、江戸時代の趣きが残る三国街道のまち歩きです。

歴史にとっても詳しいガイド、田村恭平が江戸時代宿場町として栄えた三俣エリアの歴史を実際に街を歩きながら楽しく解説します。下の写真の後ろに写っているのは、新潟県の指定文化財にも登録されている脇本陣池田屋。370年以上前にできたここは、江戸時代の参勤交代で家老が、明治時代には元内閣総理大臣の山縣有朋や「舞姫」を書いたことでも知られる文豪、森鴎外が宿泊した場所でもあります。まち歩きは三国街道を歩くので、かつてこの道を参勤交代で歩いた人など昔の人にに思いを馳せることができます。そうすることで、より地域と自分の距離がグッと近くなったような感覚を味わうことができます。

下の写真は庚申塚です。

三俣エリアには、庚申塚が集まる庚申塚群があり、まち歩きのなかで実際に訪れます。この庚申塚とは何か、なぜ建てられたのかなど田村恭平が解説してくれますよ。


心に染み渡る田舎ごっつぉ(ごちそう)を参加者みんなで

街歩きの後は、伊米神社に戻ってお昼ごはんです。

このリトリートの1番の魅力と言っても良いほど、ここで出されるお料理は本当に美味しいんです。

今回は、雪国ならではのおかずがたくさん詰まったお弁当をいただきました。

実際のお弁当はこちら。

ジャガイモの煮っ転がしやゼンマイ田舎煮など、普段はなかなか食べることがないおかずがたくさん詰まった

お弁当。

私も以前食べましたが、少し肌寒くなってきたこの時期は暖かいお弁当とお味噌汁が心と体に沁み渡り、とても幸せな気持ちになります。

さらに、1人ではなく、他の参加者やガイドと一緒に食べることでさらにその美味しさが増し、美味しさを分かち合いながら他愛もない会話をする時間は何よりも贅沢で忘れられない体験になることでしょう。

昼食を食べ終えた後は、ひとり時間です。

雪国リトリートが大切にしているひとり時間。

伊米神社で過ごすもよし、天気が良ければ、外で過ごすもよし、歩いた街並みをまた歩いてみるのもよし、何しても良い自由な時間です。このひとり時間がリトリート全体に”間の時間”をもたらし、それによって参加者にホッとする時間ができたり、自分とむきあう時間ができるのです。

※過去のリトリートの写真であり、今回のリトリートの写真ではありません。

最後に、ふりかえりの時間です。

1日過ごしてみての感想や自分にあった変化、気づきなどをふりかえりながらシェアしていきます。

ガイドが優しく受け止めてくれるので、安心して話すことができますし、改めて言葉にしたり、他の人の気づきを聞くことによってまた新たな気づきがあるので、この時間はリトリートの中でも大切にしています。

このリトリートの魅力はここ!

1.江戸時代の趣きが残り、自然に囲まれた静かな場所で昔の人の暮らしに思いを馳せながら自分と向き合うことができるところ!!

このリトリートの一番の魅力は、なんといっても三俣エリアで行われていることです。

一般的にリトリートというと、海辺や森の中など、自然の中で癒しや贅沢を味わうものが多いですが、このリトリートは、江戸時代の宿場町・三俣を舞台にしています。

三俣は、越後と関東を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた歴史ある場所でありながら、自然に囲まれた静かな場所であり、自分と向き合う時間を過ごすリトリートにぴったりの場所なのです。

雪国リトリートが大切にしているのは、この地域でしか体験できない価値を参加者の方に感じてもらうことです。
三国街道の宿場町で行うからこそまち歩きを通して昔の人に思いを馳せることができたり、美味しい田舎ごっつぉ(ごちそう)をいただくことで心も体も満たされ、自分と向き合う余裕ができたり、前向きな気持ちになることができるリトリートを提供しております。

2.お昼ごはんに出される雪国の田舎ごっつぉ(ごちそう)がとにかく美味しく、幸せなお昼時間を過ごせるところ!

普段忙しい時はなかなか食事を1つ1つ味わうということをする機会は少ないのではないでしょうか。

このリトリートでは、雪国ならではの食材を使った料理を地元のお母さんが心を込めて丁寧に作り、参加者の皆さんに振る舞ってくれます。普段はなかなか食べることのできない田舎ごっつぉ(ごちそう)を味わいながら、参加者同士やガイドとの会話も弾み、心も体も満たされるとても幸せな時間を過ごすことができます。ぜひ、美味しいこのお料理を食べにリトリートにいらしてください。

※過去のリトリートの写真であり、今回のリトリートの写真ではありません。

今回のリトリートの詳細はこちらです。

【三俣リトリートの概要】

・開催日:2025年10月5日(日)

・参加費:7200円

・場所:新潟県湯沢町三俣エリア

・プログラム内容

9:00 伊米神社にてオリエンテーション

10:30 三俣エリアの散策(歴史と暮らしのお話)

お昼 地元のお母さん手作りの郷土料理と地域のお話

14:00頃 ひとりの時間

16:00  ふりかえりの時間

16:45 プログラム終了

※今年度の三俣リトリートの開催は終了いたしました。また来年の日程は決まり次第、HPにてお知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております。