魚沼地域の山岳信仰・修験道 魚沼地域の山岳信仰・修験道冬の八海山遠景雪国観光圏を構成する地域には、多くの山岳地帯が存在し、古代のころから霊山として多くの人々から崇められてきた歴史があります。山岳信仰とは、簡単に言うと、山を神聖視して崇拝の対象とする信仰のことを意味しま...
コラム コラム悲しい伝説が残る美しい鏡ヶ池─魚沼市大栃山─魚沼市大栃山周辺は中世応永7(1400)年頃、信州筑摩郡犬飼郷の地頭の犬飼兵衛太郎貞長が足利義満から広瀬郷穴沢(現在の入広瀬地区全域)を賜った場所であります。貞長の三男犬飼小二郎長宗が初めて...
年表 年表雪国観光圏における戦国史略年表※関連記事→各市町村の記事に合わせて、例えば、みなかみ町の記事は「み→●●●」と表記上杉謙信の「越山」略年表※参考文献黒田基樹「謙信の関東侵攻」(池享・矢田俊文編『定本上杉謙信』高志書院刊、2000年所収)...
戦国時代に名を遺した人物たち 戦国時代に名を遺した人物たち1.戦国時代の始まり越後守護上杉房能が自刃した地十日町市松之山天水越 管領塚雪国観光圏内の地域の戦国史は、上杉謙信の祖父である長尾能景(ながおよしかげ)の頃に始まると考えられています。この当時の越後国内は、守護上...
中世前期の動きを石造物が語ります 中世前期の動きを石造物が語ります津南町・赤沢・永和梵字碑石造物の一部には、造立した年が刻まれている場合があり、その年を「紀年名」と呼びます。南北朝の内乱は、一般的に元弘の乱(1331年)から後醍醐天皇が京都に政権を樹立した“建武の新政”(元...
道の歴史を知る 道の歴史を知る「道の歴史を知る」ということは、「土地の歴史を知る」ということです。人が通るところが道になり、それが整備されて街道となり、さらに利用されて周辺が開発され、村や町が発達してきました。下記の図のように、地域のことを全く知らない旅の...
新潟県津南町・長野県栄村 信越国境をめぐる街道と山城・古刹新潟県津南町・長野県栄村信越国境に位置する新潟県津南町と長野県栄村には、千曲川・信濃川流域の両岸に北国街道の脇街道として「北国脇往還」があります。地元では、善光寺へ続く道として、「善光寺街道」と呼ばれ、道沿い...
上杉軍道と信濃川防衛 十日町市 上杉軍道と信濃川防衛 十日町市十日町市の概要十日町市の中央部には、南西から北東に向かって日本一の大河「信濃川」が流れ、その両岸には河岸段丘が発達し、西側には東頸城丘陵、東側には魚沼丘陵が連なり十日町盆地を形成しています。日本有数の豪雪地帯と...
南会津への街道と管理 魚沼市 南会津への街道と管理 魚沼市南会津と越後国境に位置する新潟県魚沼市(北魚沼)には、魚野川と破間川が流れ、魚沼市下倉地区で両河川が合流し流れを大きく西に変えて長岡市川口地区で信濃川に繋がります。東北や関東との人と文化の交流は、縄文時代以来、当...
越山の拠点 湯沢・南魚沼 越山の拠点湯沢・南魚沼湯沢町の概要湯沢町は新潟県の中部最南端に位置し、三国山脈(越後山脈南部)の北側に開けた町で、長野県・群馬県と隣り合っています。総面積の94%が山地で、町の東側、南側、西側の三方を海抜2,000m前後の山々に囲まれ、北側...