日本三大峡谷の一つである清津峡。
最近では大地の芸術祭のアート作品としても人気の場所となり、多くの方が訪れる一大観光地となっています。
今回の「水」のリトリートは、この清津峡がある集落が舞台です。
清津峡を生み出した清流・清津川が流れるこの集落は、水とともに暮らす場所。
遠い先祖の時代から脈々と流れ続けている清津峡の清流は、
山肌のあっちから、こっちから流れ出て、また小さな小川になってまた分岐して、
最後は清津川に合流します。
そこには集落があり、
人が暮らし、水を中心に生活が営まれています。
小出集落の暮らしは常に自然と共にあり、水なしでは生きていけない。
この自然と隣あわせで暮らす「水」との暮らしについて、地元の方のお話を聞きながら、水と自分を巡る旅に出発してみましょう。
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集落と来訪者を繋ぐ、憩いの場「清津百貨」
集合場所の「清津百貨」は、食堂(雪ふる食堂)とお宿(雪ふる宿)の複合施設。
清津峡への入り口となる萬年橋という小さな赤い橋の手前にあります。
大きな窓からは清津川の流れや集落の暮らしを見渡すことができる、地域と来訪者を繋ぐ架け橋のような施設です。
オーナーのJさん(リトリートガイド)のモットーは「やりたい事をやる」こと。
Jさんをはじめとしたスタッフの「やりたい」が詰まったこの場所で、参加者同士やスタッフ、そして舞台となる小出集落と出会い、リトリートに入る準備を行います。
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水を巡って集落さんぽ
小出集落に暮らす現地ガイド「雪国の語りびと」の山本さんと一緒に、集落内を散歩します。
自然と共に暮らす地域は多くあれど、小出集落の暮らしは「水」と共にあります。
山の一滴から始まり、生活で使われ、川に流れ、海へ行き、雨となりまた巡る
脈々と大地を巡る水のように、私たちも巡っていくのか。
参加者それぞれの視点で、集落の暮らしに少し入り込んでみましょう。
昼食には地域のお母さんお手製のお弁当を、集落の高台にある小原で味わいます。
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もう一つの舞台「谷ハウス」
思わず裸足で歩きたくなるような黒光りする床板、初めて訪れたのに、なんだか懐かしい場所のように感じる不思議な空間。
地域の暮らしを支えてきた築150年の古民家をリノベーションした古民家宿「谷ハウス」。
今回のリトリートでは、散歩後の「種まきの時間」、そしてソロタイムを挟んだ「振り返りの対話」を谷ハウスで行います。