「間(あわい)」
魚沼市入広瀬の雪国リトリートへようこそ。ここは、一面真っ白な雪原が広がり、心の中に新たな「余白」を見つける場所です。 私たちのローカルガイド、梅井ご夫妻は、この地での「無い」が当たり前な暮らしを通じて「あまりある豊かさ」を発見しました。
「間(あわい)」は、存在と非存在、行動と静寂、過去と未来の狭間です。雪国の自然と人から生まれる「間(あわい)」が、心を穏やかにし、自分自身を見つめ直す機会を提供します。
リトリートでは、真っ白な雪原があなたのキャンパスとなります。植物たちは葉を落とし、動物たちは寝床につき、冬は一度リセットする時間。一度終えることで、次のいのちにつながります。 梅井ご夫妻とリトリートガイド(雪国の聴き手)たっきー、やまさんの温かな笑顔と共に、本当の豊かさとは何なのか、自分とは何者なのかについて、一緒に考えてみませんか。
1
終(しゅう)
1日目は「馴染み、終える日」です。雪原が一面に広がるこの地で、自然のサイクルに倣い、私たちも心をゼロに戻しましょう。冬は、創造と再生の季節。何度も0に戻り、新たな始まりを迎えます。
はじまりの対話は、「手仕事手ほどき館」で行います。江戸時代後期の古民家を修復したこの場所は、かつての薄暗さから、今は温かく包み込む空間へと生まれ変わりました。昔ながらのいろりが、歴史と現代の融合を感じさせます。
手仕事手ほどき館では、古と新が共存し、新しく人が訪れることで、更なる新たな空間を生みだします。ここでの時間を通じて、過去を終え、新しい自分を受け入れる旅の準備をしましょう。雪国の静寂の中で、心のリセットを感じ、地域との調和を楽しみます。
集合・種まき~はじまりの対話(自己紹介・リトリートの流れ・問いを持つ)→ 入広瀬地区を散策(地域の歴史と文化に触れる)→ 囲炉裏で振り返りの対話 → お宿にチェックイン、温泉、夜ご飯
2
結(ゆい)
この日は、地域の助け合いの精神を体験し、土地、人々、自然、そして自分自身との絆を深めます。雪国入広瀬には、温かな人々の心が息づいています。梅井ご夫妻に越後ハーブ香園を案内してもらい、雪の中で思い切り遊びます。雪国ならではの時間と空間を、一緒に楽しみましょう。
メイプルサップ採集も体験します。キンキンに冷えた朝、木々が自分を守るために作り出す糖分。自然のサイクルの一部として、木の生命力を感じることができます。採集したメイプルサップを味わいながら、自然との繋がりを感じ、生命の素晴らしさを実感します。
2日目は、自然との調和と、地域の人々との絆を感じる日。近所のおとうさん、おかあさんも参加します。一緒に雪国の豊かな文化と生きる力を感じながら、自分自身を見つめ直し、新たな絆を結びます。
朝のお手伝い(雪かきなど)→ お宿で朝食 → はじまりの対話 → お昼ご飯を作る(おにぎり)→ 越後ハーブ香園でメイプルサップ(メイプルシロップの原液)の収穫作業 → 囲炉裏で振り返りの対話 → 温泉、お宿で夜ご飯
3
始(はじまり)
最終日は、リセットの後に、新たな自分がどのように立ち現れるのかを感じる時間です。この日はあなた自身とゆっくりと向き合うための日。あなたは、まるで真っ白なキャンバスのような雪原に立っています。そこで、自分自身の「ゼロ」を感じ、何を描きたいかを考える時間を持ちます。
まるはだかの自分に必要なものは何か、本当にしたかったことは何か。静寂の中で自問自答し、心の中の答えを見つけ出します。
自分自身の内側に深く潜り、真の自分を探求する… 何もない雪の世界で感じたこと、考えたことは、あなたの新しい始まりの糧となり、日常に戻った時、新たな一歩を踏み出す力となるでしょう。
今回、入広瀬で過ごした時間が、あなたの人生に新たな章をもたらし、「間(あわい)」の中での発見が、新しい始まりへの道しるべとなります。
お宿で朝食 → はじまりの対話 → ひとりの時間をもつ → 3日間の振り返り、おわりの対話 → お昼ご飯 → 解散